2019年01月27日
1980年発売【マツシロ 1/11 ラジオトロン BMW M1 G-4】不動だった電動リトラクタブルヘッドライトが見事に開閉してくれました!ウインカーも綺麗に点滅!レア度★★★★☆
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全国のトイラジ好きな皆さん、こんばんは。Yahoo!blogから引っ越して来ましたノスタルジックホビー “トイラジ館 “ 館長イオタ。です。
このblogでは私が収集している古い日本製のラジコンカーを色々とご紹介しています。なお、ノスタルジックホビーはblog上の名称で実在しません。
旧【ノスタルジックホビー】blogはこちら↓
https://blogs.yahoo.co.jp/iobutan
🆕トイラジ専用 Instagram 始めました。
https://www.instagram.com/iota_toyrc/
今回で三回目となるマツシロのBMW M1 G-4ですが、前回は不動だった電動リトラクタブルライトが簡単な修理により見事に開閉しましたので此処に報告したいと思います。
まずは送信機内部の確認から。リトラを開閉する赤いボタン付近が断線していないかどうかですが、コード類を見た所、特に問題なさそうでした。また、基盤右側の二つの可変抵抗はスロットルとステアリングの微調整用でした。
続いて車体内部の確認へ。シャーシとボディーは8本のネジで留められていて、そのうち2本は軸の長いプラスドライバーじゃないと届きませんでした。大型のラジコンカーではたまに普通の長さのドライバーだとネジの頭まで届かない事がありますね。
ホームセンターで細目の軸の長いプラスドライバーを買ってきて、改めて車体を開封…。絨毯の毛玉のような埃汚れを取り去り、内部構造を確認して行きます。ステアリングには小さな丸型モーターとポテンショメータが有り、ウインカー点滅用の端子がサーボセイバーと連動していました。
ウインカーは片方が上手く点滅しなかったので、その銅板端子を曲げて左右とも点滅するよう微調整しました。前輪サスペンションは少しバネが硬く、タイヤを押し込むと上下ではなくボディーの内側に傾きます。
ステアリングの構造的にはホビラジ化しやすいので、基盤が壊れたジャンク品が有ればホビラジ化したい所です。私ならいつものように、元々あるステアリングモーターやポテンショメータを生かし、そこにホビラジサーボの基盤のみを取り付けて受信機と繋げますね。
後輪部分はギアBOXがシャーシ裏から取り付けられていて、柔らかめのサスペンション付で更にタイヤは左右にシーソーするように動きます。そのリアギアBOXを開けてみると…
リアモーターは2.5×4.0cmで380サイズくらいでしょうか。ピニオンギヤは9Tで真鍮製となっています。特にサビなども見られず非常に綺麗な状態のモーターで、少し注油してやりましたが問題なく動いてくれました。
リアギアBOX内には中間ギアが2つあってデフギアに繋がります。1980年発売とかなり古いラジコンカーですが、その割には中々しっかりした造りのリアギアBOXとなっていました。中空構造のリアタイヤも太くてカッコイイですね。
さて、問題のリトラクタブルライト部分ですが、ネジを外してカバー開けてみると、ステアリングと同じ大きさの小さな丸型モーターとウォームギア等が確認出来ました。構造的にはギアに付いたリムの動きによりリトラが開閉を繰り返す仕組みでした。
試しにリトラの駆動モーターに9V乾電池の電圧をかけてみましたが全く動きません。リトラの不動原因はモーターの不具合だったんですね。モーター軸に油を挿してやり、金属のピニオンギアを手で回したり電圧をかけているうちにモーターが復活してくれました!
ちょっと荒っぽいやり方ですが、動かないモーターは大体こんな感じで復活しますね。(9Vの電圧をかけるのは一瞬です) そして、リトラのカバーを閉じて送信機の赤いボタンを押してみると…おぉ、リトラクタブルライトが見事に開閉してくれました!\(^o^)/ヤター!!
送信機の赤いボタンを押している間中、リトラが開いたり閉じたりを繰り返す仕組みのようで、赤いボタンを離すと途中の位置でも停止するので薄目状態で固定する事も出来ます。ヘッドライトはリトラが完全に閉じると消灯し、開くと光る仕様でした。
当時色々と豪華な仕様のトイラジは有りましたが、電動リトラクタブルヘッドライトというのは中々他にはないでしょうね。これだけで二万円近い価値はあると思います。こちらの保証書には昭和55年2月の日付が有ったので恐らく子供が誕生日に買って貰った物だったのでしょう。
子供向けの玩具というのは大体クリスマスに向けて秋頃に発売されますから、このラジコンカーは昭和54年の年末には発売されていたのかも知れませんね。当時、二万円近いプレゼントを子供に与えられる家庭は裕福だったに違いありません。
今回はジャンク品という事で四千円程の格安落札でしたが、これも新品未使用ともなるとかなりの値が付くようです。私はそこまでラジコン収集にお金はかけられないので、専らジャンク品を修理したり改造する事を楽しみとしています。
今回のマツシロのBMWもその特徴的な電動リトラが見事に直って万々歳です!私は基盤の修理は出来ませんが、今後も出来る範囲で壊れたラジコンカーを直して行きたいと思います。それでは次回をお楽しみに~今回も閲覧ありがとうございました。
【マツシロ 1/11 BMW M1 G-4 スペック】
1980年頃発売、当時の定価は19,800円。
全長 40cm、全幅 18cm、全高 11cm。
タイヤ径5.5cm、前輪幅2cm、後輪幅2.8cm
車体重 1.4kg、前後左右デジプロ操作。
前後サスペンション付、後輪デフギア付。
電動リトラクタブルライト、ウインカー付。
https://youtu.be/Qi-5I23MfYg 電動リトラ 1
https://youtu.be/HwXQ6m4y90s 電動リトラ2
https://youtu.be/aM49qiddm00 電動リトラ3
*前進させるとステアリングが連動してしまうようになってしまいました。この辺は基盤の問題ですかね…。
車体電源は単2六本ですが単3で代用
電極が錆びてるのでアルミホイルを挟む
リアギアBOXはシャーシの裏側から外す
ギアBOXの二本のバネはサスペンション
リトラは薄目を開けた状態でも停止可能
リトラは全開からどの位置でも停止出来る
リトラが完全に閉まるとライトが消灯する
全国のトイラジ好きな皆さん、こんばんは。Yahoo!blogから引っ越して来ましたノスタルジックホビー “トイラジ館 “ 館長イオタ。です。
このblogでは私が収集している古い日本製のラジコンカーを色々とご紹介しています。なお、ノスタルジックホビーはblog上の名称で実在しません。
旧【ノスタルジックホビー】blogはこちら↓
https://blogs.yahoo.co.jp/iobutan
🆕トイラジ専用 Instagram 始めました。
https://www.instagram.com/iota_toyrc/
今回で三回目となるマツシロのBMW M1 G-4ですが、前回は不動だった電動リトラクタブルライトが簡単な修理により見事に開閉しましたので此処に報告したいと思います。
まずは送信機内部の確認から。リトラを開閉する赤いボタン付近が断線していないかどうかですが、コード類を見た所、特に問題なさそうでした。また、基盤右側の二つの可変抵抗はスロットルとステアリングの微調整用でした。
続いて車体内部の確認へ。シャーシとボディーは8本のネジで留められていて、そのうち2本は軸の長いプラスドライバーじゃないと届きませんでした。大型のラジコンカーではたまに普通の長さのドライバーだとネジの頭まで届かない事がありますね。
ホームセンターで細目の軸の長いプラスドライバーを買ってきて、改めて車体を開封…。絨毯の毛玉のような埃汚れを取り去り、内部構造を確認して行きます。ステアリングには小さな丸型モーターとポテンショメータが有り、ウインカー点滅用の端子がサーボセイバーと連動していました。
ウインカーは片方が上手く点滅しなかったので、その銅板端子を曲げて左右とも点滅するよう微調整しました。前輪サスペンションは少しバネが硬く、タイヤを押し込むと上下ではなくボディーの内側に傾きます。
ステアリングの構造的にはホビラジ化しやすいので、基盤が壊れたジャンク品が有ればホビラジ化したい所です。私ならいつものように、元々あるステアリングモーターやポテンショメータを生かし、そこにホビラジサーボの基盤のみを取り付けて受信機と繋げますね。
後輪部分はギアBOXがシャーシ裏から取り付けられていて、柔らかめのサスペンション付で更にタイヤは左右にシーソーするように動きます。そのリアギアBOXを開けてみると…
リアモーターは2.5×4.0cmで380サイズくらいでしょうか。ピニオンギヤは9Tで真鍮製となっています。特にサビなども見られず非常に綺麗な状態のモーターで、少し注油してやりましたが問題なく動いてくれました。
リアギアBOX内には中間ギアが2つあってデフギアに繋がります。1980年発売とかなり古いラジコンカーですが、その割には中々しっかりした造りのリアギアBOXとなっていました。中空構造のリアタイヤも太くてカッコイイですね。
さて、問題のリトラクタブルライト部分ですが、ネジを外してカバー開けてみると、ステアリングと同じ大きさの小さな丸型モーターとウォームギア等が確認出来ました。構造的にはギアに付いたリムの動きによりリトラが開閉を繰り返す仕組みでした。
試しにリトラの駆動モーターに9V乾電池の電圧をかけてみましたが全く動きません。リトラの不動原因はモーターの不具合だったんですね。モーター軸に油を挿してやり、金属のピニオンギアを手で回したり電圧をかけているうちにモーターが復活してくれました!
ちょっと荒っぽいやり方ですが、動かないモーターは大体こんな感じで復活しますね。(9Vの電圧をかけるのは一瞬です) そして、リトラのカバーを閉じて送信機の赤いボタンを押してみると…おぉ、リトラクタブルライトが見事に開閉してくれました!\(^o^)/ヤター!!
送信機の赤いボタンを押している間中、リトラが開いたり閉じたりを繰り返す仕組みのようで、赤いボタンを離すと途中の位置でも停止するので薄目状態で固定する事も出来ます。ヘッドライトはリトラが完全に閉じると消灯し、開くと光る仕様でした。
当時色々と豪華な仕様のトイラジは有りましたが、電動リトラクタブルヘッドライトというのは中々他にはないでしょうね。これだけで二万円近い価値はあると思います。こちらの保証書には昭和55年2月の日付が有ったので恐らく子供が誕生日に買って貰った物だったのでしょう。
子供向けの玩具というのは大体クリスマスに向けて秋頃に発売されますから、このラジコンカーは昭和54年の年末には発売されていたのかも知れませんね。当時、二万円近いプレゼントを子供に与えられる家庭は裕福だったに違いありません。
今回はジャンク品という事で四千円程の格安落札でしたが、これも新品未使用ともなるとかなりの値が付くようです。私はそこまでラジコン収集にお金はかけられないので、専らジャンク品を修理したり改造する事を楽しみとしています。
今回のマツシロのBMWもその特徴的な電動リトラが見事に直って万々歳です!私は基盤の修理は出来ませんが、今後も出来る範囲で壊れたラジコンカーを直して行きたいと思います。それでは次回をお楽しみに~今回も閲覧ありがとうございました。
【マツシロ 1/11 BMW M1 G-4 スペック】
1980年頃発売、当時の定価は19,800円。
全長 40cm、全幅 18cm、全高 11cm。
タイヤ径5.5cm、前輪幅2cm、後輪幅2.8cm
車体重 1.4kg、前後左右デジプロ操作。
前後サスペンション付、後輪デフギア付。
電動リトラクタブルライト、ウインカー付。
https://youtu.be/Qi-5I23MfYg 電動リトラ 1
https://youtu.be/HwXQ6m4y90s 電動リトラ2
https://youtu.be/aM49qiddm00 電動リトラ3
*前進させるとステアリングが連動してしまうようになってしまいました。この辺は基盤の問題ですかね…。
車体電源は単2六本ですが単3で代用
電極が錆びてるのでアルミホイルを挟む
リアギアBOXはシャーシの裏側から外す
ギアBOXの二本のバネはサスペンション
リトラは薄目を開けた状態でも停止可能
リトラは全開からどの位置でも停止出来る
リトラが完全に閉まるとライトが消灯する
コメント一覧
1. Posted by ああ 2020年04月27日 21:52
こんにちは。初めまして。
最近、ヤフオクで同じ商品のほぼ未使用品を購入したのですが、ステアリングの左右の切れがすごく遅く、思うように走れません。
そのようなことはありませんでしょうか..?
ご多忙のところ恐縮ですが、教えて頂けると嬉しいです。
最近、ヤフオクで同じ商品のほぼ未使用品を購入したのですが、ステアリングの左右の切れがすごく遅く、思うように走れません。
そのようなことはありませんでしょうか..?
ご多忙のところ恐縮ですが、教えて頂けると嬉しいです。
2. Posted by イオタ。 2020年04月27日 23:50
ああさん>>コメントありがとうございました。私の方は中古品でしたが一応、下記の動画のように動きました↓昔のトイラジなので今のホビラジと比べると動きは遅いです。https://youtu.be/aM49qiddm00
このBMWは前後左右とも微調整が効くデジプロ操作で、動画を見る限りではステアリングの動きはそれほど遅くないように見えますが比べるといかがでしょうか?電池は古くはないですか?
故障している場合は車体の内部を確認してみないと分かりませんね…古いラジコンだと経年劣化でステアリングサーボのモーターやギアが固着していて動きが悪いのかも知れません。分解して注油してやれば直ります。
このBMWは前後左右とも微調整が効くデジプロ操作で、動画を見る限りではステアリングの動きはそれほど遅くないように見えますが比べるといかがでしょうか?電池は古くはないですか?
故障している場合は車体の内部を確認してみないと分かりませんね…古いラジコンだと経年劣化でステアリングサーボのモーターやギアが固着していて動きが悪いのかも知れません。分解して注油してやれば直ります。
3. Posted by ああ 2020年04月29日 12:43
ご丁寧にありがとうございます。
分解してみたら、ステアリングを中立させるスプリングの表面がうっすらさびていたので、ギアと共に556を吹きかけてやったらかなり良くなりました。
(モーターには怖くて吹けませんでしたが)
ありがとうございました!
分解してみたら、ステアリングを中立させるスプリングの表面がうっすらさびていたので、ギアと共に556を吹きかけてやったらかなり良くなりました。
(モーターには怖くて吹けませんでしたが)
ありがとうございました!
4. Posted by イオタ。 2020年04月30日 20:24
ああさん>>スムーズに動くようになって良かったですね。古いトイラジですとステアリング部分のギアBOXやモーターが錆び付いて動かない物が有り、その場合ちょっと分解してギアやモーターに注油してやるだけで問題なく動く事が多いです。
モーターが固着している場合は注油して少し電圧をかけてやると回り出します。こちらは中々貴重なトイラジですから大事にされて下さい。また何か有りましたらいつでもどうぞ!
モーターが固着している場合は注油して少し電圧をかけてやると回り出します。こちらは中々貴重なトイラジですから大事にされて下さい。また何か有りましたらいつでもどうぞ!