2019年02月17日
1980年代【チェリコ 1/18 TOYOTA トラック4WD】動かない古いリモコンカーを格安入手…修理するか、ラジコン化か?レア度★★★☆☆
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全国のトイラジ好きな皆さん、こんばんは。Yahoo!blogから引っ越して来ましたノスタルジックホビー “トイラジ館 “ 館長イオタ。です。
このblogでは私が収集している古い日本製のラジコンカーを色々とご紹介しています。なお、ノスタルジックホビーはblog上の名称で実在しません。
旧【ノスタルジックホビー】blogはこちら
https://blogs.yahoo.co.jp/iobutan
🆕トイラジ専用 Instagram 始めました。
https://www.instagram.com/iota_toyrc/
この冬こちら札幌市内は場所によっては雪が少なく、自宅駐車場の雪かきは殆んどしませんでしたし気温も高めでした。年齢的にはもう寒い冬は勘弁してほしい所です。さて、今回は当blogでは珍しい『有線リモコンカー』を取り上げてみたいと思います。
このblogでは少し前に『ヨネザワ製 西部警察 RS-1』のリモコンカーをご紹介しましたが、今回はチェリコという主にスロットカーを販売していた昔の玩具メーカーの『TOYOTA ハイラックス』のリモコンカーをご紹介します。*こちらの正式な商品名は『TOYOTA トラック』のようです。
【ヨネザワ 西部警察 RS-1 リモコンカー】
http://radicon.blog.jp/archives/13326537.html
今回は千円程のジャンク品で元箱は無いので商品情報が何も無いのですが、車体サイズは恐らく1/18スケールで全長は26cm、重さは434gと軽めです。子供向けの有線リモコンカーですが『四駆』というのが売りのようですね。
車体が汚れていたのでまずは軽く清掃。リモコン送信機の電池カバーが欠品で、車体の方はシールが少し剥がれていたり、前のバンパーがヒビ割れていましたが特に問題はなさそうです。
有線リモコンカーなので電源は送信機のみに単2型乾電池が3本必要で、車体側に電池は不要でした。電極に錆は無いですが電池を入れて操作してみても全く反応が有りません。
操作的には停止付で前進後進、左右の操舵が出来るようで、四輪駆動で前輪にはデフギアも付いています。チープな雰囲気のリモコンカーにしては性能は悪くなさそうですね。
とりあえず故障の原因を探るべく送信機と車体を分解してみることに…送信機の内部はラジコンカーと余り変わりないのですが、電波を飛ばす必要が無いので基板類が一切有りません。
送信機にはスロットルとステアリングのレバーが有って、それぞれ4本ずつ計8本の細いリード線が1本に束ねられて車体側のモーターと繋がっているだけで、車体の内部にも基板類は全く有りませんでした。
車体内部には後方にマブチ丸型280サイズくらいのリアモーターと、前方に平型130サイズのステアリングモーターが有りました。モーターに直接通電させてみると両方とも問題なく動きました。
https://youtu.be/ZKQUYxr9b0Y ◆通電確認
ステアリング側はモーターに直結する8Tピニオンギヤが経年劣化で割れていて空回りするようでした。他には細いニュートラル戻しバネも見られましたが、サスペンションは前後とも有りません。
タイヤは4輪ともプラスチックのように硬くグリップ性は有りません。リアモーターに通電させるとプロペラシャフトで繋がっている前輪も元気に回転します。この四駆システムはリモコンカーにしては贅沢な仕様ですね。
リモコンカーの前輪にデフギアが付いているのも意外でした。確か似たようなチェリコのリモコンカーが1980年代後半に2,500円程で販売されていたと思いますが、値段の割には良く出来た構造だと思います。
通電させると屋根のフォグランプも点灯するんですね。ここまで色々試してみて故障の原因を探ってみましたが、リード線の半田付け部分が錆び付いていて ちぎれそうになっている箇所が多く見られたので、その辺りが通電しない要因なのでしょう。
と言う事で修理の為には錆びているリード線は全て交換し、各部の半田付けをやり直した方が良いでしょうね。修理内容としては単純なのですが若干面倒なので、どうせだったら四駆やデフギアを生かしてラジコン化してみても面白いかも知れません。
実はこのチェリコのリモコンカーはInstagram繋がりの方が同じ物を所有されてまして、そちらはステアリングが動かないようでした。そこで私も同じ物を入手して内部構造を知りたかったのです。あちら方の故障も簡単な接触不良でしょうね。
今後は時間が有ればリモコンカーとして修理するか、或いはラジコン化でもしてみたいと思いますので、また次回の掲載をお楽しみに…今回もイオタ。トイラジblogの閲覧をありがとうございました。
【チェリコ TOYOTA ハイラックス spec】
1980年代後半発売?当時の定価 2,500円?
車体全長 26cm、全幅 12cm、全高 12.5cm
タイヤ径4.7cm、タイヤ幅2cm、車重434g
四駆、前輪デフギア付、フォグランプ点灯
電源~送信機のみに単2型乾電池3本仕様
デフギアのカバーは何故かクリアパーツ
リモコン線は細身で長く邪魔にならない
タイヤはプラスチックのように硬い素材
MADE IN Hong kong と刻印されている
屋根のフォグランプが走行中に点灯
リアモーターとリアギアBOXの配置
ステアリングモーターは平型130サイズ
ステアリング周りと四駆デフギアBOX
ステアリングのギアBOXを外した所
ステアリングモーターのピニオン割れ
どちらかと言うとラジコン化してみたい…
全国のトイラジ好きな皆さん、こんばんは。Yahoo!blogから引っ越して来ましたノスタルジックホビー “トイラジ館 “ 館長イオタ。です。
このblogでは私が収集している古い日本製のラジコンカーを色々とご紹介しています。なお、ノスタルジックホビーはblog上の名称で実在しません。
旧【ノスタルジックホビー】blogはこちら
https://blogs.yahoo.co.jp/iobutan
🆕トイラジ専用 Instagram 始めました。
https://www.instagram.com/iota_toyrc/
この冬こちら札幌市内は場所によっては雪が少なく、自宅駐車場の雪かきは殆んどしませんでしたし気温も高めでした。年齢的にはもう寒い冬は勘弁してほしい所です。さて、今回は当blogでは珍しい『有線リモコンカー』を取り上げてみたいと思います。
このblogでは少し前に『ヨネザワ製 西部警察 RS-1』のリモコンカーをご紹介しましたが、今回はチェリコという主にスロットカーを販売していた昔の玩具メーカーの『TOYOTA ハイラックス』のリモコンカーをご紹介します。*こちらの正式な商品名は『TOYOTA トラック』のようです。
【ヨネザワ 西部警察 RS-1 リモコンカー】
http://radicon.blog.jp/archives/13326537.html
今回は千円程のジャンク品で元箱は無いので商品情報が何も無いのですが、車体サイズは恐らく1/18スケールで全長は26cm、重さは434gと軽めです。子供向けの有線リモコンカーですが『四駆』というのが売りのようですね。
車体が汚れていたのでまずは軽く清掃。リモコン送信機の電池カバーが欠品で、車体の方はシールが少し剥がれていたり、前のバンパーがヒビ割れていましたが特に問題はなさそうです。
有線リモコンカーなので電源は送信機のみに単2型乾電池が3本必要で、車体側に電池は不要でした。電極に錆は無いですが電池を入れて操作してみても全く反応が有りません。
操作的には停止付で前進後進、左右の操舵が出来るようで、四輪駆動で前輪にはデフギアも付いています。チープな雰囲気のリモコンカーにしては性能は悪くなさそうですね。
とりあえず故障の原因を探るべく送信機と車体を分解してみることに…送信機の内部はラジコンカーと余り変わりないのですが、電波を飛ばす必要が無いので基板類が一切有りません。
送信機にはスロットルとステアリングのレバーが有って、それぞれ4本ずつ計8本の細いリード線が1本に束ねられて車体側のモーターと繋がっているだけで、車体の内部にも基板類は全く有りませんでした。
車体内部には後方にマブチ丸型280サイズくらいのリアモーターと、前方に平型130サイズのステアリングモーターが有りました。モーターに直接通電させてみると両方とも問題なく動きました。
https://youtu.be/ZKQUYxr9b0Y ◆通電確認
ステアリング側はモーターに直結する8Tピニオンギヤが経年劣化で割れていて空回りするようでした。他には細いニュートラル戻しバネも見られましたが、サスペンションは前後とも有りません。
タイヤは4輪ともプラスチックのように硬くグリップ性は有りません。リアモーターに通電させるとプロペラシャフトで繋がっている前輪も元気に回転します。この四駆システムはリモコンカーにしては贅沢な仕様ですね。
リモコンカーの前輪にデフギアが付いているのも意外でした。確か似たようなチェリコのリモコンカーが1980年代後半に2,500円程で販売されていたと思いますが、値段の割には良く出来た構造だと思います。
通電させると屋根のフォグランプも点灯するんですね。ここまで色々試してみて故障の原因を探ってみましたが、リード線の半田付け部分が錆び付いていて ちぎれそうになっている箇所が多く見られたので、その辺りが通電しない要因なのでしょう。
と言う事で修理の為には錆びているリード線は全て交換し、各部の半田付けをやり直した方が良いでしょうね。修理内容としては単純なのですが若干面倒なので、どうせだったら四駆やデフギアを生かしてラジコン化してみても面白いかも知れません。
実はこのチェリコのリモコンカーはInstagram繋がりの方が同じ物を所有されてまして、そちらはステアリングが動かないようでした。そこで私も同じ物を入手して内部構造を知りたかったのです。あちら方の故障も簡単な接触不良でしょうね。
今後は時間が有ればリモコンカーとして修理するか、或いはラジコン化でもしてみたいと思いますので、また次回の掲載をお楽しみに…今回もイオタ。トイラジblogの閲覧をありがとうございました。
【チェリコ TOYOTA ハイラックス spec】
1980年代後半発売?当時の定価 2,500円?
車体全長 26cm、全幅 12cm、全高 12.5cm
タイヤ径4.7cm、タイヤ幅2cm、車重434g
四駆、前輪デフギア付、フォグランプ点灯
電源~送信機のみに単2型乾電池3本仕様
デフギアのカバーは何故かクリアパーツ
リモコン線は細身で長く邪魔にならない
タイヤはプラスチックのように硬い素材
MADE IN Hong kong と刻印されている
屋根のフォグランプが走行中に点灯
リアモーターとリアギアBOXの配置
ステアリングモーターは平型130サイズ
ステアリング周りと四駆デフギアBOX
ステアリングのギアBOXを外した所
ステアリングモーターのピニオン割れ
どちらかと言うとラジコン化してみたい…