2019年06月17日

1982年頃【マツシロ 1/20 ラジオトロン TOYOTA スプリンターカリブ】RV車ブームの先駆けとなった初代カリブが動き出しました!レア度★★★☆☆

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全国のトイラジ好きな皆さん、こんばんは。Yahoo!blogから引っ越して来ましたノスタルジックホビー “トイラジ館 “ 館長イオタ。です。

このblogでは私が収集している古い日本製のラジコンカーを色々とご紹介しています。なお、ノスタルジックホビーはblog上の名称で実在しません。

旧【ノスタルジックホビーイオタ。】
https://blogs.yahoo.co.jp/iobutan

*Yahoo!blogは年内で閉鎖されますので、livedoor blogに全て移行致しました!旧blogの新しいURLはこちらとなります。
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【ノスタルジックホビートイラジ旧館】
🆕 http://radicon2017.blog.jp/


*移行ついでに若干タイトルを変更しました。
*コメントは最新記事のみ可能なようです。
*全部で60本の記事が掲載されています。お時間のある時にでも御覧下さい。





🆕トイラジ専用 Instagram 始めました。
https://www.instagram.com/iota_toyrc/


こちら北海道は一時期は夏の陽気でしたが、よさこい祭りが終わってからまた気温が下がり、梅雨は無いですが風が有ると体が冷えます。さて、当blog冒頭の挨拶ですがYahoo!blogの移行も完了した事ですし、そろそろ変えてみましょうか?
ちなみにlivedoorに移行したノスホビ旧館ですが、日によってはこちらの本館より閲覧数が多いようです。旧館には60本の記事が有りますので、じっくりとお楽しみ下さい。


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暫くコンセプトカーが続きましたが今回は趣向を変えまして、いわゆる RV車ブーム の先駆けとなった『TOYOTAスプリンター初代カリブ』の御紹介となります。メーカーはマツシロ製で、実車の販売が1982 (昭和57) 年なのでこのトイラジも同じ頃の発売だと思われます。


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1982年と言うと500円玉硬貨の発行年、笑っていいともが始まった年、この初代カリブはまだフェンダーミラー…今から37年前ですが色々と時代を感じますね。今回のトイラジは車体のみのジャンク品で3,500円とそこまで安くはなかったですが何か惹かれるものが有りました。


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マツシロのトイラジはBMW M1やTHEウインチなど大きなサイズの物は持っていますが1/20くらいの小さな物はこれが初めてです。全長は約22cmで車体の汚れは殆んど無かったですがボディーとシャーシを留めるネジが欠品していて車体後部に隙間が有りました。


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車体電源は単3乾電池6本で、とりあえず電池を入れて電源を入れてみると一瞬リアタイヤが回り、ヘッドライトも点灯しました!こういう反応が有れば通常ならばラジコン操作も可能なはずです。


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と言う事で手持ちの別な27MHzの送信機を用意して操作してみると、別の送信機のレバーを前後左右どこへ動かしても前進しかしませんでした。一応、走行はしたので本来の送信機が有れば正しく操作出来るのかも知れません。


■マツシロ カリブを別の送信機で操作…
https://youtu.be/vYzh3Dpt034


ちなみに中空のゴムタイヤは余り劣化が見られず4輪ともソフトな感触でグリップも良さそうでした。前輪にはサスペンションも付いていてトイラジにしてはソフトな動きで上手くバネが効いていそうです。


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後輪はハイ/ロー2段ギア切換レバー付でしたが デフは無いようでした。シャーシ裏の前方に有りがちな微調整トリムが無いのでステアリング構造が気になり、いつものようにボディー内部を確認することに…。


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ボディーとシャーシを繋ぐネジは4本のみで後部のネジは欠品していました。中を開けると後部に有る針金アンテナが途中で折れていて、それが つっかえ棒になっていてボディー後部が半開きだったようです。


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短いアンテナは危ないので丸く折り込み、前方のステアリング構造を確認してみると…中央にはかなり細いニュートラル位置を保つ2本の針金が有り、左右のタイヤ辺りには2本ずつの細いリード線が繋いで有りました。


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中央の赤と白のリード線はヘッドライトに繋がっています。前方にはモーターや大きな電磁石は見当たらないので、過去のトイラジ構造を参考にしてどんな通電動作でハンドルが切られるか想像してみました…。


■マツシロ カリブの内部構造~動作確認
https://youtu.be/Wye0tAOcI0c


赤と緑のリード線の細さからして左右のタイヤに繋がる其々の小さなBOX内部に電磁石が有り、通電により片側のタイヤにブレーキがかかり、ブレーキがかかった方向に車が曲がるステアリング法なのでしょう。


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ステアリングにはニュートラルに戻す弱いバネが有るのみで自由に左右に動きますので、このようなちょっとした動作でハンドルを切る事が出来るのです。
これは1/20くらいのマスダヤの古いカウンタックのラジコンやTOMYのラデオレーサーなんかと同じ『前輪片側ブレーキによるステアリング構造』です。


マスダヤ 1/20 カウンタック~前輪構造参照
http://radicon2017.blog.jp/archives/33509.html


実際、左右片方の2本のリード線に通電させてみるとそちらの前輪が動かなくなりました。細かい分解は割愛しますが、マスダヤ同様 左右のタイヤに小さな電磁石を使用しているのでしょう。更にリアギアBOXも分解してみると…。


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リアモーターは丸型のマブチ 260サイズ で、細長い真鍮製の 10T ピニオンギヤが付いていました。そして中間ギアがハイ/ロー切換レバーで左右に動いて変速する仕組みです。前後とも足周りは緩みの無いキッチリした造りで、中空ゴムタイヤの質も良く好感が持てました。


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何より気に入ったのは前輪サスペンションで、薄い銅板が板バネとなっていてソフトでストロークの有るサスペンションを実現していました。トイラジのサスはバネが硬くて効果が殆んど無い物が多い中、このソフトな動きの板バネ式は画期的だと思いました。これは今後のトイラジ改造に役立ちます。


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基板は正常に作動しそうな雰囲気でしたので、今後正しい操作が出来る送信機が有れば試してみたいと思いましたが、同時にこれだけ良い造りの車体ならばホビラジ化すればクローラー的な遊びが楽しめそうだと感じました。
また車内に余裕が有るので、例えばマイクロサーボでハイ/ローギア切換を操作出来たりすると面白いかも…。


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これはハイギアを選択しても余りスピードは出ず、どちらかと言うと低速のトルクが効いていますので、後輪二駆ですがちょっとしたクローラー的な遊びは出来そうです。今回のマツシロのカリブは何となくホビラジ化の期待を膨らませる素晴らしい出来のトイラジでした。それでは次回のblogもお楽しみに…(*´ω`*)


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【マツシロ TOYOTAスプリンターカリブ】

1982(昭和57)年頃発売、定価不明、27MHz

全長22cm 全幅10cm 全高8cm 車輪径3cm

車重 電池無し320g、電池を含むと459.2g

車体電源 単3乾電池6本、ヘッドライト点灯

前輪サスペンション付、ハイローギア切換付

片側前輪ブレーキによるステアリング方法


【1970~80年代 トイラジ大集合】動画一覧
https://www.youtube.com/playlist?list=PLqLK6WklkXc1LioYBZJ6zmZVGpTIOT8Zr


🆕モリタニ 赤い童夢+ホビラジ化シャーシ
https://youtu.be/1_RQLQmA-JY


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【1982 (昭和57) 年の主な出来事】500円硬貨発行、テレホンカード使用開始、笑っていいとも放送開始、ホテルニュージャパン火災、窓ぎわのトットちゃんベストセラー、東北新幹線 上越新幹線開業ほか


【1982年のヒット曲♪】セーラー服と機関銃 薬師丸ひろ子、待つわ あみん、ハイティーンブギ 近藤真彦、チャコの海岸物語 サザンオールスターズ、聖母たちのララバイ 岩崎宏美、北酒場 細川たかし、渚のバルコニー 松田聖子ほか♪


【1982年のヒット映画】E.T.、ブッシュマン、キャノンボール、ロッキー3、レイダース 失われた聖櫃、マッドマックス2、少林寺、機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編ほか


AV-ll (ツー) はカリブの上位モデルだとか
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上質な中空ゴムタイヤにはピレリの刻印
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車重は軽くも重くもない丁度良い重さ…
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ヘッドライトは中央に麦球一個なので暗い
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足周りが良くホビラジ化向きのカリブ!
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トイラジには銀ボディー版も有る(引用画像)
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srixon_zrw at 20:57コメント(0)マツシロ | トイラジ修理 

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